宇宙空間に太陽光発電システムを
現在宇宙空間で稼働している人工衛星や国際宇宙ステーションなどは全て太陽光発電システムを利用しています。これらの発電システムは補給が難しい宇宙空間において安定してエネルギーを供給する事が出来ることからよく採用されているのですが、この太陽光発電システムを利用して宇宙に大型の太陽光発電システムを建設するという計画が昔から考えられていました。
プランの概要はというと宇宙空間に何枚ものソーラーパネルをつなげたような非常に大きな太陽光発電施設を建造して、そこから得たエネルギーを地上に送り届けることで地球上で発電せずに全ての電力を確保しようというもので、このプランが成功すればエネルギー問題に悩まされることはなくなるだろうと考えられていますが、この計画は残念ながらまだまだ実現するには時間が掛かりそうです。
その理由は色々ありますが、まずその一つに発電施設を建設するための資材を運び入れる方法が非常に不足しているという点です。一度ロケットやスペースシャトルを打ち上げたりするのにも非常にお金が掛かりますし、一度に運べる量もお世辞には多いとはいえません。さらに発電した電力を安定して送り届ける方法関してもまだまだ研究段階なので、宇宙空間を利用した発電がメジャーな存在となるのは糖分先になりそうです。