宇宙太陽光発電が実現すると
長年研究が進められている宇宙太陽光利用システム(SSPS)が実現した場合日本のエネルギー問題を解決する事が出来るといわれています。SSPSとは静止軌道上に大規模な太陽光発電施設を建設し、そこからマイクロ波やレーザー光を照射して地上の受信施設に送り、電力を供給するというシステムです。
宇宙ならば24時間何の障害も無く電力を生み出す事が出来るので、現在使われている太陽光発電システムよりもはるかに効率よくかつ大量に電力を得る事が出来る上、石油やガスなどの資源とは違い太陽が無くならない限りは資源不足に悩まされること無くエネルギーを手に入れる事が出来ます。もしこのシステムが実現すれば日本で使われている発電所を全く使わなくとも日本全国で使用するエネルギーの全てを賄う事が出来るどころか他国へエネルギーを売り出すことも十分に可能だそうです。
さらにこのシステムは受信装置さえ用意できれば電力を得る事が出来るので、災害時でも役立ちます。まだまだ現在の技術力では実用化までは進めませんが、現在もこの夢のシステムを現実のものとするため研究が続けられています。この研究が進めば将来的には日本のエネルギー問題は解決するでしょう。