発電量減少は故障のせい?
太陽光発電を導入したもののしばらく使っていると予想されていた発電量よりも月々の発電量が少なかったり晴天の時の発電量よりも曇りのときの発電量が多くなっていた時はありませんでしたか?こうした理由として一番最初に考えるのは太陽光発電システムの故障だと思いますが、発電量低下の原因は故障だけではありません。時には発電システムに備わっている機能によって発電量が低下します。
電圧抑制という機能は発電所から供給される電気の電圧に関係した機能で、周辺環境の変化など様々な理由で普段の電圧よりも高い数値の電圧を持った電気が送られ、その数値が太陽光発電システムに使用されているパワーコンディショナーの規定電圧を上回った場合発電を一時停止させてしまいます。この電圧抑制機能が頻繁に起きるようになった場合月の発電量は予想されていた発電量のおよそ7割程度まで減少することもあるのだそうです。
対処方法としてはパワーコンディショナーの設定電圧を上昇させるか電力会社から送られる電圧を下げてもらうかのどちらかになりますが、どちらも個人で出来るものでも無いので発電量低下の原因が電圧抑制によるものだとわかったときは販売店か電力会社に連絡してどちらかの設定変更を行いましょう。