太陽光発電の買い取り価格は高い?
太陽光発電には売電制度という電力の買取制度が設けられており、現在は1kw42円という買い取り価格で売電が行われています。ところがこの買取価格は高すぎるといわれており、今年の4月には5円マイナスの37円前後に引き下げられるといわれています。
この買取価格42円はどの程度の高さなのでしょうか。以前から太陽光発電を広めようと様々な政策を打ち出したドイツやスペインの現在の売電価格はおよそ14円ほどだそうで、日本の売電価格はその3倍です。この価格になるまではドイツやイタリアも高額な売電価格を設定していたのですが、そのせいで電気代が高騰したり財政が厳しくなったりと不都合が生じるようになった末に現在の価格になり、イギリスでは高額な売電価格を打ち立てて企業に太陽光発電ビジネスの参入を促した高すぎる売電価格設定にしたせいで予算が回らなくなり慌てて売電価格を下げたところ企業に訴えられることになったりと高すぎる売電価格はあまり良い結果を生み出せていないというのが現状です。
高額な売電価格は太陽光発電普及の大きなきっかけにはなりますが使い方を間違えると大きな損失を招くことになります。日本が諸外国と同じ失敗をしないように気をつけてもらいたいものです。