寒冷地仕様は?
日本は縦になが〜い国です。気候も寒いところから雪の降らない暖かい地域までと、一概に日本の気候は○○ですと言えません。先日も、関東以西では桜が開花してお花見シーズン真っ盛りなのに対して、北海道では爆弾低気圧で寒波が襲来し、猛吹雪でホワイトアウト現象がおき事故が多発したニュースが流れていました。
同じ日本なのにこんなに違うんですね。とういうことは暖かい地域と寒い地域では、建物などの耐用年数がずいぶん変わってくるのではないでしょうか。車などは寒い地域では「寒冷地仕様」となっていてバッテリーの大きさが変わってきます。
太陽光電池モジュール(ソーラーパネル)に寒冷地仕様はあまりないようですが、架台には寒冷地仕様があるそうです。北国での課題は、寒さと雪ですが、凍結、積雪などの寒冷地に対応したシステムが必要となります。回転部は凍結防止の密閉型ボックス、設置角度を鋭角にすることでパネルに積もった雪が落ちやすくするなどです。
太陽光発電システムを販売している会社のパンフレットは、ほとんどが真夏の太陽が燦々と降り注いだ、それも設置家屋の周りには高い住宅などがほとんどない状態の写真が掲載されています。こんな条件のいいところばかりではないはずです。暑い地域もあれば極寒の地もあるわけですから、設置する場所にあった仕様をきちんと確認しなければいけませんね。