耐用年数とは
太陽光発電システムを設置する際に気になるのは、まず金額ですが次に耐用年数ではないでしょうか。でも何も知識のない者からすると、高いお金を支払って設置するのですか、半永久的に使えると思ってしまいませんか。法的耐用年数は17年いわれていますので、設置に200万円かかったとすると、年間約12万円の負担で月に換算すると10,000円程です。補助金があったとしても、設置価格は5%ほどしかお得になりませんし、再生可能エネルギーの固定価格買取制度で電気を売却したとしても、天候などによって安定して売却できるとは限りません。
太陽光発電を設置したからといって、電気代がゼロになるわけではありません。従来どおり電力会社にいくらか支払いが出てきます。といろいろ考えると設置に二の足を踏んでしまいそうですが、耐用年数とは、あくまでも減価償却を行う上での基準の数値であって、太陽光発電の寿命ではありません。メーカーによっては保証期間が25年というところもありますから、法的耐用年数が一般的に17年としても、メーカーが20年以上保証するということは、寿命が20年以上あると考えていいのではないでしょうか。パネルの種類によっても耐用年数に10年近くの開きがあったり、こまめなメンテナンスによっても寿命が変わってきます。出力低下は避けられないにしても、寿命の年数を延ばす方法も考えたほうがいいでしょう。