塩害による耐用性は
太陽光発電システムを設置する地域によって、当然寿命も変わってきます。耐用年数が地域にかかわらず同じであれば、寿命をどれだけ延ばすかを考えるべきだと思います。日本は四方を海に囲まれてくる国です。海がない県は47都道府県の中でたった8県です。栃木県、群馬県、埼玉県、長野県、山梨県、岐阜県、滋賀県、奈良県です。
ということはほとんどの都道府県は、塩害の対策を考えなければなりません。太陽光発電においてソーラーパネルやパワーコンディショナやそれらをつなぐ配線やネジなどは建物外部に出ているため、風雪ににさらされますので、当然雨、風、塩害、雪などの対策が必要になってきます。その中の塩害とは建物の構造物に塩分が付着して劣化が起きるということです。
沿岸部で生活している方の車を見ると皆さん、底部が茶色く腐植してのをよく見かけると思いますが、ちょっと触っただけでボロボロと錆びて劣化しているところが落ちてきます。太陽光発電においても影響を受けるのはネジの部分や配線はもちろんですが、パネルも影響を受けるそうです。各メーカーも塩害から太陽光発電システムを守るための対策は行なっているようです。耐候性・耐湿性・密封性にすぐれたパックフィルムを採用したり、フレームやネジ類には耐蝕性のメッキを施しているそうです。