困る家計
電気料金が値上げされてしまうと、家計では、長期的に見れば、大きな負担になってしまいます。家族が多い家や、オール電化の家などは電気料金の負担は直結しているので、可能であれば、電気料金はあまり値上げしてほしくない、というのが本音なのではないでしょうか。しかし、実際には一度、値上げされてしまうと、なかなか値下がりは期待できないというのが現状です。
そうなると、家計で見れば、実際にどの程度の負担の増額になるか、ということが問題になります。一般的な4人家族であれば、一カ月あたりに1万円程度の電気料金がかかると試算されています。これが1割の電気料金の値上げになると、おおよそ年間で1万2千円程度の負担増になるわけです。
これは、電気料金を大きく使用する人たちほど、余計に負担がかかるわけですから、灯油などの高騰の対策としてオール電化にした人にとっては、さらに余計な負担を強いることになってしまう、という現状があります。出来ることであれば、そのような負担は回避したいところですが、これからも電気料金が値下がりする見込みは日本の経済事情や、各電力会社の状況を見る限り、難しい側面があると思われるので、早い段階のうちに対処することが望ましい方法ということがいえるのではないでしょうか。