影響される企業
電気料金が値上げされることによって、影響される企業も多く出てきます。基本的に電気を使う産業は、製造業からサービス業まで幅広くあるので、これらの業種にとっては電気料金の値上げは、すぐに事業への負担へと直結します。たとえばコンビニエンスストアでは24時間、照明をつけていますが、この電気料金は年間を通してみるとかなり莫大なものになってしまいます。その負担を出来る限り減らすように努力しなければ、企業としては、非常に大きな負担を強いられてしまうことになります。
また、一般の生活には、電気料金の負担だけではなく、生産されるものに対しても、大きな影響を及ぼすことになります。たとえば、アルミ缶などは、非常に多くの電力を使用して生産されているものの一つですが、電力の値上げによって、当然ながらそれがコストとして商品に反映されることになります。
また、自動販売機なども節電対策が取られているものもありますが、固定費用としてはその分だけ大きくなってしまうことになります。このように、単純に電力の値上げがその家計に直結してしまうという問題だけではないので、生活全般についての影響を十分に考えて、電力似対する問題を検討しなければならないところがあるといえるでしょう。