農地との併用は可能か
太陽光発電の売電制度を利用して収入を得ようとした場合広くて日当たりが良い土地が必要になるのですが、その条件に合致する土地が農地なのだそうです。農地は作物を育てるために日当たりが良い環境を用意しているので、太陽光発電を行うには理想的で、使われていない農地に発電システムを設置する動きが活発になってきています。しかし農地転用は複雑な手続きが必要な上時間も掛かるのでもっと手軽に農地を利用できないかという意見も少なくありませんでした。そんな声に答える形で誕生したのがソーラーシェアリングという装置です。
ソーラーシェアリングは農地の上に藤棚のようなソーラーパネルを設置するためのスペースを用意し、それを利用して太陽光発電を行います。わざわざ農地転用を行なわなくても太陽光発電を行う事が出来るので、手軽に太陽光発電を利用して収入を得る事が出来ます。ただし、ソーラーシェアリングを利用するには設置する農地が耕作のために使われており、作物の収穫率や品質を低下させないで済む程度の設備を設置しているかどうか。そして農地の占有が必要最低限に保たれているかどうかが条件となります。太陽光発電をメインにしたい場合は農地転用を行なう必要がありますが、手軽に副収入源を作りたい場合はソーラーシェアリングがおすすめです。