太陽電池アレイとMPPT
太陽光発電システムはソーラーパネルやパワーコンディショナーといったパーツで構成されており、それぞれ違った役割を持っています。ソーラーパネルは当然太陽光を吸収して電力を生み出すために必要なパーツなのですが、そのソーラーパネル一枚一枚はモジュールと言う単位で表現されており、更にそれらを繋いで天井に設置する状態にしたソーラーパネルの集合体はアレイという単位で表されるといいます。そのためアレイの発電量はモジュールのトラブルによって変動すると言う事になるので、それを回避するためにMPPTという機能が太陽光発電システムには組み込まれているのだそうです。
MPPTは太陽光発電システムの発電量を安定化させるために作られた制御装置でアレイが発電できる出力を最大化できる電流と電圧の値を最適化する事が出来る装置で、今までは一つのMPPTでコントロールしていたせいで一番発電量の低いモジュールを基準にしていたところをモジュール一つ一つにMPPTを搭載する事によって発電量の高いモジュールを基準にする事が出来るようになり、今までよりも多くの発電量を確保する事が出来るようになったそうで、何かトラブルが発生してもアレイの発電量が大きく減少しなくなり、安定して電力供給を行えるようになりました。