電力の買取価格の推移
昨今、東日本大震災による原発事故での計画停電の経験や、二酸化炭素増加による地球温暖化防止のために、ソーラーパネルを設置しての太陽光発電への需要が高まっています。初期費用を別にすれば、日中自宅で使用する電気をほぼまかなえ、余った電気は売ることができるため、光熱費が節約できます。
余剰電力の固定買取価格は1KWh当たりで換算されます。2010年には48円、2011、2012年は42円、そして2013年には38円と、その金額は徐々に下がりつつあります。システムが普及するにつれ価格も低下するので、国や自治体からの補助金の低下も見込まれ、買取額もさらに下がる見込みです。とはいえ、買取制度のないガスを利用したエネファームなどの発電に比べれば、その買取金額は高価です。太陽光発電を投資と考えるなら、一刻も早い導入が望まれます。
地球にも人間にも優しい太陽光発電が、全ての家庭に普及することが理想です。いっそのこと、国が全額負担して全戸建に設置するのが環境のためにはいいのかもしれません。しかし、それは現実的には不可能です。人間がまたとない地球でこれからも暮らしていくには、人間の私利私欲を満たすのではなく、地球環境のことを第一に考えた生活が必須になるでしょう。