エネファームのデメリット
震災による計画停電の影響もあり、最近、ソーラーパネルなどを導入する家庭が増えました。しかし、これは太陽光を利用した発電法なので、天候に左右されるデメリットがありました。そこで誕生したのが、エネファームです。これは、ガスから取り出した水素と空気中の酸素の反応を利用した発電方法です。しかも発電時に出る熱を給湯に利用できるので効率的です。この方法なら、二酸化炭素を排出しないのでエコですし、天候にも左右されません。
しかし、エネファームを導入する際の初期費用が、300万円近くかかるという難点があります。国や自治体の補助金制度を利用して、かなり安くなる場合もありますが、その費用はバカになりません。また効率が悪く、それによってお湯が出来すぎる、余った分の電気を売ることが法律で禁止されている、というデメリットもあります。そこで、太陽光とエネファームを組み合わせた発電プランも登場しています。
エネファームは天候に左右されず、二酸化炭素を排出しない、地球にも人間にも優しい方法ですが、以上のようなデメリットもあります。導入をお考えの際は、メリット、デメリットを考慮して決めるのがいいでしょう。エコなシステムを導入しなくても、自動車に乗らずに電車を利用するなど、日頃のちょっとした行動がエコにつながることをお忘れなく。