設置するための条件
近頃、地球温暖化を防ぐために、二酸化炭素を減らす各種政策が取られるようになりました。各家庭から出る二酸化炭素を減らすのはもちろん、火力発電に伴って排出される大量の二酸化炭素を減らすため、地球に優しい発電方法への変換が迫られています。
そこで、ソーラーパネルを取り付け、家庭での日中の電力を太陽光発電でまかなおうという、エコ意識の高い家庭も増えています。
そんな中、ガスを利用した家庭用燃料電池も登場しました。つまり、ガスの中の水素と空気中の酸素が反応する際に発生する熱を使用した発電方法です。発電の際の熱は、給湯に使用するので更にお得と言えます。
この発電をするには、設置条件があります。それは、燃料電池ユニット、貯湯ユニット、そしてバックアップ熱源機の3つの装置を置くスペースが必要です。つまり、庭付きの1軒屋ということになります。しかし、2014年にはマンション向けの商品も販売が開始される予定で、こちらはマンションのパイプシャフト内に入る大きさの装置となっています。
家庭用燃料電池にはやはりそれなりのスペースと、初期費用がかかります。補助金制度はありますが、期限付きです。低炭素社会を実現するには、政府による援助が不可欠ではないでしょうか。