建設に適した立地条件
日本は日照時間があまり多い方ではありません。とくに日本海側は雪などの悪天候が多いですので、太平洋側の方が日照時間は長い傾向があります。よってこれから太陽光発電を考えるのであれば、立地場所は太平洋側をまず考えてみます。また、周りに電柱や木、高い建物がないことも条件です。影になってしまいます。そして学校や畑がそばにないほうが望ましいです。木の落ち葉や地面のほこりなどでも発電量は低下します。屋根に設置する場合はテレビアンテナなどがあれば移設する必要があります。とにかくちょっとでも影になるものは避けるようにしなければなりません。影になった部分のセルが高温になってしまい、徐々に発電量を低下させてしまうどころか壊れてしまう場合もあります。置く場所は南向きが理想です。北や東、西向きでは発電量が低下してしまいます。また、置く角度にも気を付けてください。なるべく太陽と垂直の位置に設置したほうがより効率よく発電できます。可能であれば太陽の位置に合わせて可動できるようにしたほうが発電量を維持することができます。他にも雪が1m以上積もる場所や強風地域には設置できなかったり、海岸付近では塩害対策が必要な場合もありますので注意してください。