超伝導蓄電池とは
いま、環境保護を目的とした製品であるエコプロダクツ分野において、超低温にて使用する超伝導の技術が注目されています。この技術は
どのようなものなのでしょうか。
この技術は、一言で言うと、電気をためておく技術のことです。電気をためるというと普通の充電池のように、すでにある技術のように
思われます。例えば、家庭用の充電池としては、車のバッテリーや、家庭でも充電して使える電池、携帯電話の電池など、充電するというのはすでに実用化もされています。
しかし、この技術は充電の効率が圧倒的に高いことに違いがあります。使い方によっては、家庭用充電池は、電気を使う量にたいして
50%程度しか充電として貯めておくことができないのに対して、最新技術を使うとほぼ100%にすることができます。
しかし、問題点もあります。超低温にしなければ、充電効率を上げられないという点です。家庭において、マイナス100度を超えるような
超低温にすることは不可能です。そのためこの技術は、まずは余剰電気を貯めておくことを目的に、より大規模な設備において
使われ始めることになると想定されています。
日本では、例で挙げたような充電に関する実用化の技術が進んでおり、世界最先端の技術を擁しており、今後も世界をリードすることでしょう。実用化が実に待ち遠しい限りです。