家に蓄電池を置くことのメリットとデメリット
住宅で電気を貯めておけるメリットは数多くあります。
たとえば、太陽光パネルで発電した電力は、使用しなければ失われてしまいます。
電気というものは、その場に留まることは出来ないからです。
太陽光パネルのコストには、こうして失われる電力も含まれていますから、発電した電気は余すところなく使う前提です。
使用しない電気を貯めておくことができれば、後で使用したい時に使用する分だけ取り出すことができます。
例えば太陽光パネルが発電できない夜間などです。
これは太陽光パネルに限らず、ガスや温熱発電などの電気についても同様のことが言えます。
デメリットは、多額の設置コストです。
家庭用のものでも数百万円程度の値段はします。
設置コストで元を取りたいと考えたら数十年間故障も劣化もせず稼働させる必要があります。
発電システムのコストと合わせれば、コストを回収することは相当な長期間利用しなければ不可能かも知れません。
デメリットはまだあります。
設置スペースの問題です。
家庭用は比較的小型とはいえ、畳半畳分〜一畳分ほどのスペースは必要です。
一戸建てでも庭がなければ不可能ですし、マンションなどでは広めのバルコニーでなければ設定できないでしょう。