太陽光発電の効率は寒ければ寒いほど良くなる?
最近一般家庭向けの太陽光発電システムが注目を集めていますが、皆さんは太陽光発電システムが一番多く発電できる月は何月だと思いますか?
意外に思う方も多いかと思いますが、実は太陽光発電システムが一番多く発電できる月は5月だといわれています。太陽光を利用するならもっとも日が照りつける7月や8月のほうが電気を作り出せそうに見えますが、実は太陽光発電システムは熱に弱いという弱点があります。
確かに日差しが強ければ強いほど太陽光を多く吸収することが出来ますが、それと同時にソーラーパネルは太陽の熱を浴びてどんどん熱くなっていきます。ソーラーパネルの性能は気温25℃の環境に置いたときの値を基準値にしており、その状態からどんどん気温が上がるにつれソーラーパネルの発電量はどんどん落ちていくのだそうです。逆にそこから温度が低くなればなるほどソーラーパネルの発電量は上がっていきます。ならば冬なら多くの発電を行うことが出来るかというとそうでもなく、冬は日差しが弱くなってしまうのでソーラーパネルの性能がアップしても十分な太陽光を吸収できないというジレンマに陥ります。なので比較的日差しが強く気温も過ごしやすい5月の日差しが太陽光発電には一番向いているのだそうです。