太陽光発電システムは日本に向いているのか
現在多くの人に注目されている太陽光発電システムですが、これから先日本の太陽光発電システムはどうなっていくのでしょうか。そもそも日本は地域によって気候が大きく変化し、土地もそれほど大きくないことから太陽光発電に向いていないのではないかと思われることが多いのですが、実際のところはどうなのでしょうか。
太陽光発電に欠かせないのは涼しい環境と日照時間の確保です。意外に思うかもしれませんが、日本で太陽光発電をする場合一番発電効率が良いといわれている月は太陽が照りつける7月や8月ではなく5月なのだそうです。
実は太陽光発電システムは温度が上昇すればするほど性能がどんどん低下してくるので、日照時間が長く陽も強い夏場よりも涼しい春先のほうがフルに性能を発揮することができるのです。更に涼しければ涼しいほど太陽光発電システムの性能はアップするので、涼しい北日本は太陽光発電をする際に役立つ環境になりえるのではないかといわれています。
しかし今のところは積雪や日照時間の短さが災いして中々太陽光発電が普及していません。こうした土地を有効活用するための研究は現在も続けられているので、将来的には北日本にもたくさんの太陽光発電所が作られるようになるかもしれません。