太陽光発電でも安定した電力供給を
太陽光発電システムが本格稼働してからすでに10年以上が経過していますが、太陽光発電をメインのエネルギー供給源として利用するにはまだまだ解決すべき課題は多く残されています。そうした課題の中でもよく取り上げられるのが安定した電力の供給についてです。
太陽光発電は皆さんご存知の通り太陽が出ていなければ電機を作り出すことが出来ません。晴れの時と雨の時の発電量を比べればその差は一目瞭然で、雨の日の発電量は晴れた日の10分の1程度まで落ち込んでしまうのだそうです。
東日本大震災以降脱原発の動きが本格化してきていますが、今原子力発電を完全停止させたとしてもその分のエネルギーをどうやって確保すればいいのかについてはまだ深く考えられていないように感じます。もちろん電力供給の安定化はずっと前から挙げられていた課題なので、いくつかの解決案は出されており、それらの研究もずっと続けられています。例えば太陽光発電によって作った電気をすぐに使ったり売電したりせずに一度蓄電池に溜め込んでおくことで、雨の日は晴れの日に溜め込んでおいた電気を使用することで安定して電気を提供するようにするという方法が既に実用化段階まで研究されています。