太陽電池は、同じ日照条件であれば一定の電力を供給してくれるのでしょうか。
答えは、なんとも言えません。
たとえば陰りができてそれが一定の時間そのままであれば、供給量は格段に減ります。
落ち葉がひとひら落ちてそれがずっと変わらずにそこにあり続けると、がくん、と発電量が減る
のです。
たかが落ち葉1枚で?
と疑問に思われる方も多いでしょう。
しかし、モジュールの配電の設置上仕方がないのです。
そもそもモジュール内の電力の流れはどうなっているのでしょうか。
実は、セル同士は、直列につながっています。
直列とは、まっすぐ、ということです。一列ということです。
それが、通常は一筆書きのようにすべてのセルをつなげて発電されています。
しかし、もしどこかで問題が起きた時のために(上記の落ち葉のような場合)、セルはいくつか
のグループごとにも分かれて直列つなぎになっています。
ふだんはすべてのセルで一筆書きになっているのが、どこかで問題があって電気の流れが止まっ
た場合は、自動的に、グループごとに電気が流れることになっています。
この時、たった1枚でも流れを止めるとそのグループは発電できないことになります。
したがって、たとえ同じ日照条件であっても、何らかの阻害条件がひとつでも小さくても上がっ
た場合は、発電量は激減します。
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